ホーム 不動産のナレッジマガジン ワコールホールディングス、名古屋市中区栄5丁目の土地1,370㎡を日本セレモニーに売却(2016/02/09)

不動産のナレッジマガジン

土地・不動産売却
ご検討されている方へ

事例

ワコールホールディングス、名古屋市中区栄5丁目の土地1,370㎡を日本セレモニーに売却(2016/02/09)

ワコールホールディングスは、先ごろ愛知県名古屋市中区栄5丁目の土地1,370㎡を、冠婚葬祭事業を手がける日本セレモニー(本社:山口県下関市)に売却しました。


譲渡益は37億6,200万円、経営資源の活用が狙い

売却する土地は、名古屋市中心部の地下鉄矢場町駅から徒歩1分、久屋大通沿いに位置します。松坂屋やパルコといった商業施設が集まる栄地区の中心部まで徒歩5分ほどの距離で、かつてはワコール名古屋支店がありましたが、2016年1月末の時点では時間貸し駐車場になっています。三方を道路に囲まれており、容積率800%の商業地域に指定されている好立地です。

ワコールホールディングスのプレスリリースによると、今後事業に使用する見込みがないことから、経営資源活用のために譲渡を決定したとのこと。譲渡価格は41億4,900万円、譲渡益は37億6,200万円となり、これに伴う売却益を特別利益として計上する見込みです。


CREの有効活用で企業価値の向上目指す

今回のワコールによる日本セレモニーへの土地売却は、リリースにもあるように企業不動産(Corporate Real Estate、CRE)戦略の一環です。時間貸し駐車場として保有していれば一定の賃料収入は見込めるものの、固定資産税をはじめ土地保有に伴うランニングコストも発生します。賃料収入と土地保有にかかるコストを検討した結果、売却という判断に至ったと推測できます。

CRE戦略では、ビルや遊休地、工場といった企業不動産を重要な経営資源と位置づけ、経営戦略的視点に立った見直しを行い、不動産投資の効率を最大限引き出すための手段を探っていきます。

CREの運用が非効率では、株主をはじめとしたステークホルダーへの説明責任を負うばかりでなく、業績にも悪影響を与えます。東京五輪に向け、日本国内の不動産価値が見直されるなか、CREの活用が企業価値の向上に好影響を与えることは間違いありません。