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ホームインスペクション(住宅診断)とは?

長年の住まいとなる住宅を購入後、住み始めてから欠陥があることがわかったり、何らかの不具合が見つかったりする場合があります。そうした住宅トラブルを未然に防ぐためには、ホームインスペクション(住宅診断)が有効です。不要なトラブルに巻き込まれないためにも、ホームインスペクションを利用してみてはいかがでしょうか。


住宅の売買に重要な建物検査

2000年4月1日以降、新築住宅の売買には10年間の「住宅保証」が義務づけられるようになり、雨漏りや柱・梁などの住宅構造上の欠陥があった場合、保証期間内であれば買主は無償で修繕を求めることができるようになりました。ただ、住宅保証に対応する建物検査は、住宅を販売する不動産会社や住宅施工会社が主体となって行うため、客観的な視点に欠けるという見方もあります。また、中古住宅では建物検査と保証を担う「既存住宅売買かし保険」という制度もありますが、検査機関の基準値を満たしていないと加入できないこともあります。

しかし、民間の建物検査であるホームインスペクションは、誰でも手軽に利用できるうえ、第三者の立場から物件をしっかりチェックすることができます。そのため検査としての信頼性も高く、不動産流通経営協会(FRK)の調査によると中古住宅購入者の4割以上が利用しているといいます。


ホームインスペクションで資産価値が左右される

ホームインスペクションは、住宅の専門知識や経験に富んだホームインスペクター(住宅診断士)によって行われます。チェック項目は多岐にわたり、屋根や壁、基礎、床下、室内、床、内壁の傾斜、天井裏の状態など、建物の外部と内部を詳しく検査し、物件のコンディションを正確に診断します。さらに国が指定する性能評価に基づき、調査書を作成します。

耐震性の調査や室内のホルムアルデヒド測定にも対応しており、新築住宅の竣工途中や新築物件売買で利用されることも珍しくありません。また、定期的に住宅診断を行うことで、不動産会社による建物保証を十分に活かすこともできます。

特に中古物件では、ホームインスペクションで住宅の劣化状況や設備の不具合などを早期発見し、メンテナンス費用を削減する効果が期待されます。建物の損傷個所をいち早く見つけ出して保全につなぐことは、結果的に住宅の価値を向上させて寿命を伸ばすことにも役立ちます。物件の資産価値を守るうえでも、ホームインスペクションは有効な手段といえるのではないでしょうか。


参考:
ホームインスペクション(住宅診断)とは|日本ホームインスペクターズ協会
既存住宅売買かし保険|国土交通省