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オフバランス化とは

オフバランス(Off Balance)化の「バランス」とは、賃借対照表(バランスシート:Balance Sheet)のことで、「オフバランス」とは、企業不動産などの資産を会計からオフする、つまり外すことを意味します。オフバランスは「簿外取引」とも言います。
資産をバランスシートから外すことでどんな影響があるのでしょうか。今回は、その目的と効果についてお話しします。



最大の目的は「企業価値を高める」

例えば、他社の債務を連帯保証しているなど、会社の資産や負債であってもバランスシートに計上されていないものは沢山あります。では、なぜ資産をバランスシートからあえて外すのでしょうか。その目的はずばり「企業価値を高める」ことにあります。本業とは直接関係の無い資産や、そのまま計上するとリスクがある資産や負債をバランスシートから切り離してしまうことで、会社の会計をすっきりと整理することができます。つまり、「資産の圧縮」です。そうすることで、総資産利益率(ROA:Return On Asset)などの財務指標が改善され、外部評価(格付け)を高めることにつながります。


セールス・アンド・リースバックで資産の使用と所有を分離する

オフバランスの代表的な科目には、固定資産があります。賃貸借契約によって使用する資産の賃料は、損益計算書の費用科目として計上され、賃借対照表上には資産として計上されません。
そこで注目したいのが、オフバランス化の手法の一つ「セールス・アンド・リースバック」です。これは、借り手が所有する資産を貸し手に売却し、その資産をリースとして受ける取引で、これにより

☑ 借りる側は取引後もこれまで同様資産を使用収益できます。
☑ 売却益の計上ができます。
☑ 資産・負債の圧縮ができます。
☑ 固定資産をオフバランスにできます。


これらのメリットを享受できます。企業不動産を所有し続けるのではなく、売却し、賃借する(つまりオフバランス化する)ことによって、新たに賃料は発生するものの金利負担や維持管理費などを無くすことができるのです。